下北沢アート×グルメスタンプラリー A4フライヤー&A2ポスター | 世田谷区



下北沢アート×グルメスタンプラリーは、下北沢エリアの回遊促進と消費喚起を目的に、アートイベント「ムーンアートナイト下北沢」にあわせて実施された、飲食店とアートギャラリーを巡るデジタルスタンプラリーです。参加者は、せたがやPayアプリを使って対象スポットを巡り、スタンプを集めることで抽選特典に応募できる仕組みで、2025年は下北沢駅周辺の65店舗が参加しました。世田谷区が、地域イベントと店舗回遊をつなげながら、来街者に街歩きを楽しんでもらうことを目指した企画です。

制作にあたっては、世田谷区から「ムーンアートナイト下北沢のアートディレクションとつながる見せ方にしたい」という意向があり、公開前のデザインも拝見しながら方向性を検討しました。
ムーンアートナイト下北沢のビジュアルは、下北沢やお月見をテーマにした、色面構成の美しいアート性の高い表現で、全体に「静」の印象がありました。

そのためスタンプラリー側では、ただ雰囲気を寄せるのではなく、カラーパレットを揃え連動感は持たせつつも、役割の違いが伝わるように「動」の要素を意識しています。


連動性と回遊性を伝えるためのデザイン設計


メインビジュアルは、月のイメージと、スタンプラリーで街を巡る動きの両方から発想し、円で構成しました。
巡る楽しさや、街の中を回遊していくリズムが、説明しすぎなくても自然に伝わるように、全体の構成や視線の流れを整えています。
イラストには、煽り気味の構図や、円をまたいだり乗り越えたりするような動きを取り入れました。

当初、イラストは表情を入れずに構成していましたが、世田谷区からのご要望を受けて表情を追加しています。
親しみやすさや参加しやすさがより伝わるよう、公共性のある企画にふさわしい見せ方へと調整しました。

アートイベントの静かな魅力に対して、こちらは街へ出て歩きたくなるような軽やかさや高揚感を担うビジュアルとして設計しています。
モチーフは、下北沢の街の空気感と、お月見の季節感の両方を意識して構成。
商店街や飲食、アート巡りの楽しさを感じさせながらも、参加方法も説明的になりすぎず、見たときに自然と気分が上がるような温度感に調整しています。

日程の近くにはムーンアートナイト下北沢のロゴとイベント情報もあわせて掲載することで、ふたつの企画の開催期間が重なっていることが、無理なく自然に伝わるよう工夫しました。

行政主催の制作物では、情報の整理や正確さが求められる一方で、説明的すぎると紙面の楽しさが薄れてしまいます。
今回はそのバランスを大切にしながら、白けた印象にならず、イベントに参加してみたくなる空気感がきちんと残るよう、感度を調整しながら仕上げました。

List of promotional items

2025.8.
Client | 世田谷区 経済産業部 経済課 

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