世田谷パンめぐりスタンプラリー A4フライヤー&A2ポスター|世田谷区


世田谷区経済課主催の「世田谷パンめぐりスタンプラリー」は、区内ベーカリーを巡ってスタンプを集める回遊型イベントです。世田谷の地域資源である“パンのまち”としての魅力発信と、来街促進・地域経済活性化を目的に実施され、参加者は「せたpay」アプリを通じて区内のベーカリー巡りを楽しめる企画です。

前案件(下北沢アート×グルメスタンプラリー)での進行・設計の精度を評価、再発注につながりプロモーション一式を担当しました。
B1ポスター、A4フライヤー、インタビューページ用に取材ライティングと画像支給、ノベルティバッグ、壁紙までを同一コンセプトで統合し、世田谷区の課題であった参加導線の“最初の一歩”を強化しています。

依頼時点の案は施策が先に立ち、目的・ターゲット・メッセージが曖昧で、参加者の行動障壁に対して打ち手が噛み合っていない状態でした。そこでヒアリングを起点に、目的を「世田谷区のパン産業の盛り上げ」と再確認し、30〜60代女性が主ターゲットであることから、情報量で押すのではなく、感情で動ける入口が必要だと判断しました。

またターゲットの行動を“女性向け施策”に狭めず、世田谷区のパン購買層であるファミリーにも届くよう、性別に寄せすぎないニュートラルなトーンで設計することも意識しています。
主ターゲットは30〜60代(購買や行き先選択への影響が大きい層)に置きつつ、週末の家族行動にも自然に乗る「一緒に行ける楽しさ」と「大人が納得できる感度」を両立させ、最初の行動を後押しする世界観と導線へ落とし込みました。

コンセプトは「世田谷のパンアイドル」。店やパンの“機能情報”よりも、会いに行きたくなる“人格の魅力”を前面に出し、回遊の動機を「推し活」に近い構造へ寄せています。

特にインタビューページは当初より内容を厚くし、職人の想い・こだわり・人柄を深掘りすることで、パン単体の消費ではなく「店そのもののファン化」を狙っています。

参加後の「最初の一歩」が踏まれない課題を、企画再設計と“パン職人の魅力”の可視化で解消した事例です。

個性的な3人のパンキャラクターが目を引くA4フライヤーとB1ポスター


パンのキャラクター化は当時の社会文脈も踏まえ、フルカラーで世界観を伝えることで、より親しみと感度の両立を狙っています。
A4フライヤーは「買われたパンたちが袋の中で初対面する」シーンを設計し、シリーズ化も見据えています。
せたpayからスタンプラリーへの操作がわかりにくいという課題を解決しながらも、説明的なスタンプラリーをシンプルかつ楽しさを残したまま、わかりやすく紙面に落とし込んでいます。

イラストは森千章さんに依頼。
個性的で可愛いキャラクターはクライアントからも「名前を付けたいね!」と好評でした。
駅貼りのB1広告にも、そのままリサイズして流用。
最初のスタンプを押すハードルを下げるために、参加のメリットと行動手順を視覚的に“迷わせない順番”で提示し、駅や観光案内ラックといった短時間接触の場でも理解できる設計に整えました。

List of promotional items

2025.11.
Client | 世田谷区 経済産業部 経済課 
Project | 世田谷パンめぐりスタンプラリー(プロモーション)
My Role | 企画/取材/コピーライティング/画像制作(編集・構成)
Deliverables | B1ポスター/A4フライヤー/インタビューサイト/卓上POP/ノベルティバッグ/スマホ壁紙
Illustration | 森 千章
Photographer | 小林 雅弘

世田谷区主催のベーカリー回遊イベント「世田谷パンめぐりスタンプラリー」の告知デザイン。パンをモチーフにしたイラスト表現でイベントの楽しさを印象づけながら、参加方法や特典情報を見やすく整理し、情報性と親しみやすさを両立しました。

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