こんにちは。デザイン歴20年、Canva公式クリエイターのKOMAです。
以前、この投稿でCanvaでK100はできないと断言していました。

⚠️CanvaのRGB環境で作ったCMYKのPDFデータで印刷用の色の再現はできません。
上記のように、できないことを擬似的に行なっているので、「黒のインクしか使わない」ことができません。
Canvaで黒または近似色を作った時、CMYKに変換すると総インクの使用量が多くなる問題が出てしまうのです。
ところが印刷するするさんのフリーソフトはDTPに使えるのか? Canva編 後編で「トンボとCMYKの箇所はそのまま、フラット化をオフにしてPDFを書き出しで#000000がK100になる」という検証結果を発見!
フラット化してしまうことで#000000がCMYKの掛け合わせになってしまうそうです。
早速検証していきます!
Contents
#000000をPDF(CMYK)でダウロードして確認してみる
それを元に私も非フラット化でCMYKのPDFをダウンロードしてみたのですが…

Adobe Acrobat Proの出力プレビューで#000000のインクの割合を見てみました。
残念ながら、#000000はCMYKの掛け合わせになってしまっています。
するするさんのような結果は出ませんでした。
Canva仕様変更か、PDF(CMYK)でダウンロードしてもデフォルトで#000000はK100にはなりませんでした。
こちらの画像は、わたしのテンプレートを
・PDF(CMYK)
・フラット化なし
で以前ダウンロードしたものです。
コーヒーカップはベクター画像を#000000指定しています。
やはりこちらもコーヒーの液面をプレビューすると、CMYKの掛け合わせになっています。
>ポイントカードのテンプレートはこちら

思ったような結果が得られませんでした(涙)
CanvaのブランドキットのCMYKのカラー指定の仕方
そんなとき、まだ使っていなかったCanvaのブランドキットでCMYKのカラー指定ができることを知りました!
ブランドキットはブランドのロゴやフォント、色などをまとめて管理して、デザインに適用でき、Pro版しか使えない機能です。
イメージ統一のためのキットと思いきや、密かにCMYKのカラー指定できるじゃん!
そっちのほうがインパクトが大きい。わかりづらいよ、Canvaさん!笑

ホーム画面の左のツール「ブランド」からブランドキットで「+」から新規ブランドキットを作ります。
カラーよりカラーパレットを追加。RBGカラー指定の下に「+CMYK」があります。
❶RGBカラーを選ぶ
❷「+CMYK」を押すと、該当するCMYKカラーがあてこまれる
先にCMYKから指定してしまうとRGBカラーと不整合になってしまいますので、ご注意ください。
Acrobatの出力プレビューでブランドキットで指定した#000000のインクの割合を見てみると…
ちゃんとK100に指定されていました!
…が隣のブランドキットで指定していない#000000もK100に。

そして、この後ブランドキットで指定していない#000000もなぜかK100に自動的に色変換されるようになりました…。
挙動が謎だよ、Canvaさん。でもこのブランドキットで#000000=K100だと変数定義してあげたことが大きいのだと思います。
フラット化した場合もブランドキットで#000000をK100したカラーはK100になっていました。
逆に、指定していない#000000の場合は掛け合わせになります。
下に、ブランドキットでカラー指定した後に起こったポイントカードのPDFの変化を貼っておきます。
コーヒーの水面部分のインク構成を Acrobat Proで確認しています。

フラット化した場合の#000000(ブランドカラー設定後)

フラット化なし場合の#000000(ブランドカラー設定後)
というわけで、わたしとしては結果ホクホクです!
なぜなら、あんなに印刷に不向きだと言われていたCanvaですがちゃんと印刷対応しているということが確認できたから!
Canvaのブランドキットでトリムマークのレジストレーション指定も可能!
トリムマーク(トンボ)とは、印刷や断裁の際にCMYKの4つの版それぞれの位置を合わせるための目印です。
このトリムマークはレジストレーション指定といってCMYKの4つの版がそれぞれ100%の値になる必要があります。
ただ、残念なのはCanvaで掛け合わせの黒がトリムマークも矯正的にK100になってしまうため、CanvaのPDFでオプションでつける西洋トンボも、Canvaに独自でIllustratorで作ったトリムマークを読み込んでも印刷で使うことはできません。
しかし…CMYK指定がRGBカラーでの変数指定(処理の中で 値を入れたり取り出したりできる箱 が変数)できるのであれば、RGBカラーにCMYKのカラーをを勝手に定義できるということになります。

トリムマーク(トンボ)とは、印刷や断裁の際にCMYKの4つの版それぞれの位置を合わせるための目印です。
このトリムマークはレジストレーション指定といってCMYKの4つの版がそれぞれ100%の値になる必要があります。
ただ、残念なのはCanvaで掛け合わせの黒がトリムマークも矯正的にK100になってしまうため、CanvaのPDFでオプションでつける西洋トンボも、Canvaに独自でIllustratorで作ったトリムマークを読み込んでも印刷で使うことはできません。
しかし…CMYK指定がRGBカラーでの変数指定(処理の中で 値を入れたり取り出したりできる箱 が変数)できるのであれば、RGBカラーにCMYKのカラーをを勝手に定義できるということになります。
RGBのカラーはなんでもいいのですが、今回は#020202に、CMYKをC100,M100,Y100,K100を指定します。


な、なんとー!
レジストレーション指定できるじゃん!
(WEBの知識がなかったら変数に気づけなかったと思います…)
Canvaすごい!
まとめ
Canvaでオフセット印刷に対応したデータは作れる!
●ブランドキットでCMYKカラーK100とレジストレーション指定は可能!
●フラット化は非推奨
(#000000が掛け合わせになってしまう、フォントも画像になってしまう)
●Canvaのトリムマークは非推奨(K100になってしまう)
レジストレーション指定でトリムマークを自作できる
印刷には、あと一歩と言われたCanvaですが、ここまで細やかな指定が可能です!


