HOUSE PLAN GUIDE BOOK

千葉県旭市にある、鈴木建設株式会社の建築プラン説明冊子を作成させていただきました。
オープンハウスの時に、お客様にお渡しする小冊子。
これまでは、営業の方が工程で取り扱う商品を羅列して冊子にまとめて使っていたそうです。

クイズ形式の、学習スタイルブック。

私自身も家を数年前にリノベーションしており、新築の注文住宅にとても興味がありました。
しかし以前の冊子を見ても、とにかく疑問だらけ。
鈴木建設が提案するスタンダードプランは、「何と比べて良いのかわからない」状態でした。
そこで「鈴木工務店 VS 一般メーカー」という形で、手法の違いを比較させました。
資料にはない、一般的な施工方法をリサーチし比較元を選出しています。
仕事の楽しみの醍醐味は、異業種の仕事の世界に詳しくなれること!
私は疑問が解決した時、「ユーザーの知りたいことはこれだ!」というパズルが組み合わさって整理されていく感覚が、とても好きです。
家づくりの面白さはそのままに、理解しやすいよう専門用語は、日常会話に全て言い回しを変更。
クイズ形式を取り入れたのも、難しい印象を払拭する狙いがあります。

組み上がっていく工程を視覚的にも楽しめるイラスト

施工や素材の並びは、作る工程に沿って並び替えています。
区切りごとの扉の挿絵を施工工程のイラストにすることで、時系列がわかりやすくなりました。
「内部の構造が重要」だということは家が建ってしまえば、外からは見えない為、気付けません。
扉にも絵やキャッチコピーで、見てわかるように工夫しています。
以前の冊子では様々な取扱いメーカーの写真を寄せ集めている関係で、紙面にまとまりを持たせることが困難でした。また、写真がどうしてもストイックな印象になってしまい、読みたいと思わせるモチベーションを下げる一因となっていました。
メーカーの説明図もわかりづらく感じるところがあり、それらをクリアにする為、イラストを描いています。

既存販促物も含めた、役割分担の見直しを提案

鈴木建設の扱っている小冊子は、「モデルハウス例」と「社員紹介」が既にありました。
「モデルハウス例」のうち2Pが、この「プランガイドブック」の内容を縮小したページです。
そして巻末に施工のロードマップのページがありました。
冊子の役割分担を鑑み、ロードマップを「プランガイドブック」に入て、「モデルハウス例」から重複ページ4Pを削除するご提案をしました。
そうすることで、それぞれの冊子の言いたいことや目的が明確になりユーザーに伝わりやすくなります。
ロードマップは、相談のスタートから完成引き渡しまでにかかる、月数を明確にしました。
左から右に時系列に確認できるようにデザインを変更しました。
家づくりの流れを見ながら、鈴木工務店が力を入れているポイントがわかるように。
既存の2冊子がA5の縦冊子だったので、別の冊子とわかりやすいようA5横冊子で、ご提案しました。

タグボートのような存在

裏表紙の社長メッセージのイラストは、海辺の街、旭市で客船を引っ張るタグボートです。
ゴミ拾いをはじめとした地域のつながりと発展に貢献する姿勢を表しました。

Client | Suzuki Construction Co., Ltd.
Advertising agency | Ishikawa Housing Equipment Co., Ltd

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