TOSOお家づくりEXPO A4フライヤー | 株式会社石川住宅機材

「TOSOお家づくりEXPO」は2023年から、運営会社をTOSOリビングプロジェクトから株式会社石川住宅機材に変更してコロナ禍から3年ぶりに行われました。
東総の工務店やメーカーが集まり、地元活性も掲げた温かいイベントです。
分かりやすく、親しみのあるイメージに一新したいとご依頼をいただきました。
昨年のチラシを元にnel designで再構成、リライトしています。

ニューファミリー向けに、「行きたくなるイベント」を演出

これまでは住宅系イベント感が全面に出ていたため、「お家を建てること自体に興味がない」方への訴求ができていないと分析していました。
「イベント自体が楽しそうだから行きたくなる」ことを主体に、ニューファミリーへ楽しさを伝えることで来場者増を達成できる構成を提案しました。
来場者が自由に入れて、思いっきり遊んで良いと感じる見え方にすることで、よくある住宅メーカーの呼び込みイベントとは一線を画す狙いがあります。

表面は、「お家系切り口」のテーマパークとして1日遊べることを訴求。
イベントの内容も、純粋にターゲットの私からしても施工の技術を活かしたワークショップや高所作業車や地震体験車は、ワクワクします。

イラストは出展内容を見立てた空想のお家と、イベントを楽しむ家族を表現しました。
また、目玉となる内容も3つに絞って、概要がわかるように構成を組んでいます。

そのままリサイズしてA1ポスターに流用したいとのオーダーもあったので
A1サイズにしたときの情報の取りやすさを加味した文字情報とサイズにしました。

ゾーニングでそれぞれの役割を明確にし、情報をとりやすく』


裏面は、前回から紙面の割合率と掲載位置を大胆に逆転。
住宅系のイベントとそれ以外のイベントでテイストを変えて構成しました。

イベントの楽しい雰囲気を伝えることを重要し、楽しさが伝わる写真を厳選して大きく配しました。

また、カラフルな色面やテキストで、カテゴリーの分類分けをしています。表のイラストを分解して配置することでつながりができ、楽しさが裏面でも伝わるように工夫しています。

イベント系は、「キャッチコピー」、お店系は「何を売っているか」を添えて、文字優先で掲載しました。ロケーションの違う写真を小さく掲載するより、フライヤーでは「なにがある」までにとどめています。
QRコードを目立たせることで、より詳細な内容はWEBで確認していただくきっかけを作りました。

オリジナルのイラストやアイコンが、的確な情報を一目で伝える

住宅系のイベントの紙面割合が小さくなっても、埋もれてしまわないように色やイラストもわざと大きく見え方を変えてデザインしました。
住宅系のイベントは「堅苦しい」印象にならないように、アイコンやイラストをキャッチにし、視覚的に内容が伝わるようにしています。
アイコンやイラストはオリジナルで作成するので、テイストがばらついたり意味合いが微妙になることもありません。
内容に沿ったアイコンやイラストを考えて作るのが、私も楽しい作業です。

コストを意識した、バリエーション提案

工務店が施工契約済みの顧客にイベントのお知らせでお渡しするためのフライヤーもあわせてご依頼いただきました。店印を工務店相談会のイベントスペースを空欄にしてそのまま流用することで、デザインコストを削減する提案をしています。
住宅系のイベントとそれ以外のイベントの配置換えは、店印が押されていても違和感のない構成の流れにも貢献しています。

List of promotional items

2023.9
Client | 株式会社石川商会住宅機材

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